大学のレポートでハッタリ利かせたいからTeX環境を作るよ!

学会とかの参考文献がだいたいTeXなので、Wordを使ってる連中と差をつけたくて、せこせことTeX環境を作った。
昔すごく苦戦したことがあったんだけど、今回はとくに苦戦することも無くすんなりいけた。よかった!

id:Hash さんとこの 初心者がWord代わりにTeXを使うための最低限の設定などをまとめる - ミームの死骸を待ちながら を見つつ

インストール

上記記事では書いてないが macportsでいけるらしいので

sudo port install pTeX +hiragino +otf +utf8 +nox11 +macosx

オプションの +macosx はいろいろあって駄目ですとインストールリストから勝手に外された。ここで1時間ぐらい待つ。
どうでもいいことだが、本当にどうでもいいんだけど、一人暮らし二年目にして初めて目玉焼きを焼いていた。

終わったらTerminal開き直してbashを再起動。

記法を使いやすく

関数を作って 長ったらしい記法を省略する手法
TeX の構文が覚えられないので再定義してみた - orz blog

\newcommand{\ul}[1]{\begin{itemize}#1\end{itemize}}

こんな感じでファイルのヘッダに自分で関数を定義してやればいいらしい。実際に使いながらオレオレ関数を追加していけばよさそう。

Emacs 環境を作る

TeX shopはスルーして Yatex 環境を作る。Carbon Emacs なので HELP > Carbon Emacs > Net Install > Yatex で楽勝。それ以外だったらソース拾ってきてelispに突っ込めばいいんじゃないかなー(適当)

texを開いたときにYatexに飛ぶように .emacs.elを次のように修正

;;yatex-mode
(setq auto-mode-alist
      (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
(setq tex-command "platex")
(setq dvi2-command "xdvi -paper us")

当然だけど上記などの方法で定義したオレオレ関数はマークアップされない。

Hello TeX

実際にTeXで作ってみる。Yatexはまだ使い方を覚えていないので、正攻法で。

hoge.tex

\newcommand{\Tref}[1]{表~\ref{#1}}
\newcommand{\Fref}[1]{図~\ref{#1}}
\newcommand{\ul}[1]{\begin{itemize}#1\end{itemize}}
\newcommand{\ol}[1]{\begin{enumerate}#1\end{enumerate}}
\newcommand{\dl}[1]{\begin{description}#1\end{description}}
\newcommand{\li}{\item}
\newcommand{\mymath}[1]{\begin{eqnarray}#1\end{eqnarray}}

\newcommand{\img}[5][htb]{
    \begin{figure}[#1]
    \begin{center}
    \includegraphics[#2]{#3}
    \caption{#4}
    \label{#5}
    \end{center}
    \end{figure}
}

\newcommand{\tab}[5][htb]{
    \begin{table}[#1]
    \begin{center}
    \caption{#2}
    \label{#3}
    \begin{tabular}{#4}
    #5
    \end{tabular}
    \end{center}
    \end{table}
}


\documentclass[11pt]{jsarticle}
\usepackage{geometry}
\usepackage[dvipdfm]{graphicx}

\geometry{a4paper}

\setlength{\textwidth}{\fullwidth}
\setlength{\textheight}{23.5cm}
\setlength{\voffset}{-2.5cm}


\title{たいとる}
\author{みずち}
\date{\today}
\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents


\section{せくしょんわん}
\subsection{さぶせくしょん}

内容\par
こんにちは\\こんにちは!

\tab{CAPTION}{tab:LABEL}{c|c}{
    \hline
    A & B \\ \hline
    C & D \\ \hline
}

\mymath{S=\pi a^{2}I_{o}}

\end{document}

id:hash さんのサンプルを骨組みに、id:masa138 さんの関数をヘッダで宣言している。
\mymathは自分で作ってみた関数のテスト。


以下はPDFへ変換するまでの手順

$ platex hoge.tex

ここで hoge.dvi と hoge.aux が生成される

$ dvipdfmx hoge.dvi

hoge.dvi から hoge.pdf を作る。これでPDFビュアーで開ける。
あとは LaTeXコマンドシート一覧 などを見ながら書いていくことになるだろう。今日はここまで。